エアサポートスキージ(特許取得)
スクリーン印刷では印刷面と印刷物が接触している部分にのみインキ転写が行われます。
もちろん深さや面積等、程度の問題はありますが基本的には平面上の彫り文字等、凹部にはスクリーン印刷ではインキは入らないのです。
このエアサポートスキージはそのような問題を解決いたします。
スキージストローク時に後方よりエアーを噴射することによりメッシュに残ったインクを印刷対象に転写することが出来ます。
熱硬化型のインクでは乾燥してしまうとご心配の声も聞こえましたが、特に問題はありません。
UV硬化型のインクでももちろん大丈夫です。
スイッチでエアーをON・OFFし、レギュレーターでエアー量を調整します。
元々この発想は我々のようなマスクメーカーではなく印刷機メーカー様のアイテムの一つかと考えておりました。
電磁弁を使い、シーケンサーで制御しスキージストロークと連動させることによって安定した技術になると考えております。
もし興味をお持ちの印刷機メーカー様がいらっしゃいましたらご連絡をお待ちしています。
＊特許番号 第6454396号
Wメッシュスクリーン
元々はガラス印刷時(枠印刷)の光の透けを減らせないかと考えたものです。
スクリーン印刷には目標の厚みからメッシュ選択することが有りますが、厚くするためには粗いメッシュを使用することになり、エッジの際がギザギザになったり、細かい文字やマークを印刷できなかったりします。
このWメッシュスクリーンは印刷面側に高メッシュを貼り、スキージ面には粗いメッシュを貼りインクの吐出を増やすことが出来ます。(メッシュ内を２重に通過いたしますので、すべてのインクに適合するわけではありません。)
参考までにT350で印刷した時に5～6μm(乾燥時)だったものがWメッシュで印刷した場合8～9μｍ(乾燥時)の印刷厚が確認されました。
ほんの2～3μｍと考えるか、30％以上のプラスになると考えるかはお任せいたします。
